MBTIの判断機能であるF(感情タイプ)は”感情”であって”情動”ではありません。
しかし、多くの人が感情と情動を同じモノとして扱っています。
特に情動を感情と勘違いしているパターンが多いんですね。
この勘違いによって、自分のことを思考タイプなのに感情タイプだと診断したり、情動に流された行動を取ることも珍しくありません。
このように感情=情動と勘違いしないためには、感情と情動をしっかり区別することが重要です。
そして感情と情動を区別するには、
感情とは何なのか、情動とは何なのかを知識として知っておく必要がありますよね。
ということで、今回は感情と情動についてガッツリ解説していこうと思います。
感情と情動をしっかり区別できるようになれば、
”感情”を正しい判断機能として使いこなし、あなたの価値観に沿った判断ができるようになります。
特に第一機能、第二機能にFiかFeが入っているなら、何か大きな発見があるかも知れません。
目次
感情≠情動|2つは全くの別物!

感情と情動は全くの別物です。
ふんわりした表現をすると、
感情は長期的で大事なもの、情動は短期的で良くないけれど必要なものです。
まずは情動から詳しく解説するので、
”短期的”ってことに注目して読み進めてみてください。
情動
情動は感覚への刺激から得た情報への反応です。
例えば、いま目の前にナイフを持った身長2m以上の男が突然現れたとしましょう。
するとあなたは恐怖、不安、焦りを本能的に感じてしまうはず。
このような恐怖、不安、焦りなどの一時的な反応、感情を情動と言います。
他にも一時的な喜び、悲しみ、怒り、孤独感、嫉妬、恥、罪悪感も情動と言えますね。
このように表現すると情動にマイナスイメージを抱いてしまうかも知れませんが、情動がなければ人間は環境に反応して生きていくことができません。
先ほどの例で言えば、ナイフを持った男に恐怖を感じるからこそ、逃げる・大声で叫ぶなどの身を守る行動ができるんです。
もし、ナイフを持った男に恐怖を感じなければ、すぐにナイフでグサッと刺されて殺されてしまいますよね。
だから情動は人間が生きていくために必要なものなんです。
しかし、情動を判断基準として用いるのは間違いです。
特にMBTIや心理機能で言うような判断機能として情動を用いるべきではありません。
その理由は、感情について知ることでじわじわ理解できてくると思います。
感情
次に感情について説明します。
情動との違いを意識しながら読み進めてみてくださいね。
情動は扁桃体などの大脳辺縁系によって起こる反応です。
これに対して感情は大脳新皮質などの進化的に新しい部位によって起こる反応なんですね。
つまり感情は進化した判断基準ということ。
ここで、どのようなものを感情と呼ぶのか定義をいくつか挙げてみます。
- 信念
- 決心
- 長期的な価値観
- 道徳観念
- 長期的に形成している生き方、感性
これらを言い換えると、
感情は「私はこういう生き方だからこの決心を貫く!」というような、人間らしくて高潔で尊い判断基準なんです。
もし、あなたが感情タイプなら、
先ほど挙げたことを判断基準にすると達観した正しい判断ができるようになるはずですよ。
感情で判断している人はほんの一握りだけ

「情動ではなく感情で判断すればいい」と言うだけなら簡単ですよね。
しかし、実際には感情で判断するのはかなり難しいです。
どうしても情動が邪魔してきて、怒りや恐怖、快楽などに支配された状態で判断してしまいます。
そして思考タイプの人も情動で判断しがちなんですね。
一見するとクールで論理的で、矛盾がない判断をしているように見えても、裏では恐怖や不安に支配されていることも少なくありません。
結局は感情タイプ・思考タイプどちらのタイプの人も”情動による判断”に注意しなければいけないんです。
まとめ

感情と情動の違いをしっかりとイメージできたでしょうか?
感情は長期的、信念、価値観、決心…
情動は恐怖、快楽、不安、恥…というイメージです。
特にあなたが感情タイプなら”感情”による判断を意識してみてください。
感情による判断は難しいですが、難しいからと言って情動に流され続けてもいい理由にはならないと思います。
そして、あなた自身の信念、生き方はどんなものなのかを考え抜いてみてください。
あなた自身の生き方がブレていると感情による判断もブレてしまいますからね。
そしてそして、信念や生き方を形作るには経験も必要です。
自分の中だけで考え続けるには限界がありますよね。
様々なことを経験したり、人と出会ったり、行ったことのない場所に訪れてみたり。
今までに経験したことないこと、行ったことない場所、出会ったことない人があなたの生き方の軸となる可能性もあると思います。
感情を判断機能として達観させるために、
感情と情動の区別して、あなたの信念や生き方は何なのか少し追求してみても面白いかも知れません。







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